小林研一郎/名古屋フィルハーモニー交響楽団 Má vlast

今年8回目・9回目の全曲演奏会です。因みに、小林研一郎さんの演奏を聴くのは4回目・5回目です。
◆小林研一郎/名古屋フィルハーモニー交響楽団
・Smetana, Bedřich : Má vlast
・2024.04.19 18:45
 2024.04.20 16:00
 愛知県芸術劇場コンサートホール 第522回定期演奏会
副題として「喜怒哀楽シリーズ」の「チェコ人の喜怒哀楽」とありました。
演奏ですが、オケがよく鳴っており、丁寧な音づくりですが、アレンジは更にパワーアップしていました。特に、大太鼓の追加。ターボルはシンバルの個所ではほぼ大太鼓も演奏、極め付きは、終曲部、通常ならティンパニだけのところ、シンバルと大太鼓の一撃も入っていました。ブラニークでも大太鼓は活躍し、終曲部のティンパニ・ソロの個所ではシンバルが1か所加わっており、最終音のフェルマータも一層長くなっていました。他にも、シャールカのクラリネットのソロ、たっぷり思い入れの入ったカデンツァのような演奏でした。
内声部など目立たない個所でもアレンジがあるのではと思い、終演後、オケのメンバーの方がフォワイエにおられたので尋ねたら、ヴィオラにチェロのパートを弾かせたり、様々なアレンジがあったとのこと。毎回違うことを試行されておられるようでした。関西フィルでのサスペンディド・シンバルの件を紹介したら、「初情報です」と驚いておられました。
コバケンさんの全曲演奏、今年は多分この日で終わりですが、次の演奏ではどのようなアレンジをされるのか、楽しみです。

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